てくてく八幡平(2日目)

快適な目覚め。天気も良い。トレッキング日和。とはいってもまずは、お風呂。 朝から温泉たぁ贅沢やなぁ。目覚めるに従ってお腹がすいてくる。さぁ朝ごは ん。朝食はレストランで。山の宿の朝は早い。「皆さん食べてますよぉ」っと言 われて急いで朝食へ。いただきまぁす。
牛乳、納豆、ひじきの煮つけ、切干大根、海苔、山女の開き、蒲鉾、筋子、ツブ 貝煮付け、梅干、昆布巻き、温泉卵、漬物、ご飯、味噌汁(豆腐)
なんか酒のあてのような朝食。まぁ、温泉宿でコンチネンタルブレックファース トが出てくるのもなんだけど…。
ご馳走さまでした。部屋へ戻って山装備に着替える。快晴だけど雨具と防寒具は 入れて行こう。大体の準備が整ったのでフロントへ。今日のコース概略を伝えて おにぎりを受け取り、さぁ出発。

まずは車で八幡平山頂へ。途中、ずっと八幡平 山頂から茶臼岳方向へ行くバスの後ろを走る。これに間に合ったのなら、これに 乗ってもよかったか、といいながら八幡平山頂へ。時間があるので一旦買い物を しようかとも思ったが、駐車場が一日制だったので、そのまま茶臼岳へ。おお、 結構下るんだ。地図と等高線だけでは良くわからなかったが、茶臼岳へ車を置い て行くのは正解やね。

茶臼岳登山口近くの駐車スペースに車を止める。3台目。 1台目のパーティはバスまでの時間があるので、アスピーテを徒歩で八幡平まで 上ったそうだ。2台目のおばさんペアのパーティと、そういった話をしながらバ スを待つ。その間におばさんに茹でとうもろこしまで貰ってしまった。駐車ス ペースから見る茶臼岳はドーム状でそれを巻くように階段が見える。これを登る のは結構きつそう。下りにしておいてよかった。などと思いながら待っているが 予定時間になってもバスは来ず。う〜む、来るんだろうか、と思い始めたところ でバス到着。ガラガラで誰も乗っていない。バス10分程で再び山頂へ。ここで ペットボトルのお茶1本を購入。途中水場があると地図に書かれているので、そ こで水を補給することにして、手持ちを少なめで出発。

八幡平山頂登山口から山へ入る。木道が整備されていて歩きやすい道。火口跡の 小さな沼が点在して、その周囲を巡りながら山頂を目指すハイキングコース。普 段着の観光客も結構歩いている。ゆっくりと八幡平山頂へ。さほど急な登りもな く到着。展望台からは360度の眺望で、岩手山もきれいに見える。ここまでは軽 装でも来れる所なので、さっさと通過、ガマ沼、八幡沼を経由して源太森へ向か う。なだらかな下りの木道を下っていくとガマ沼、八幡沼。このあたりは昔、人 が沢山入って踏み固めてしまって湿原が失われてしまったらしい。泥炭地帯なの で一度踏み固められると復元は難しいらしい。現在は湿原の草の種をそういった 場所に撒いて、復元を図っているらしい。そんな説明をしている横をどんどん歩 く。

八幡沼を過ぎ、湿原の上の木道をしばらく進むと森林地帯に入り登りに。少 し上ったら、上方から子供のにぎやかな声。行ってみるとそこが源太森頂上。子 ども会かなにかで、小さな子供たちが20人と引率の大人で満員。休憩しようと 思ってたのにどうしようかと思っていると、子供たちは出発。ようやく休憩。こ こも360度の眺望で、歩いてきた湿原や岩手山がきれいに見える。どうやらここ は携帯電話の電波も届くらしい。

短い休憩を終えて茶臼岳方面へ。このあたりか ら木道は切れ切れになり、ガレ場や土道が多くなり足場が悪くなる。道は相対的 には緩やかな下りだが適度なアップダウンがありトレッキングという気分にな る。初秋の気配の山道をひたすら歩く歩く。そうこうしているうちに山が開けて きたかと思うと、木道が復活、黒谷(?)湿原の分岐点に到着。分岐点に木製ベン チがある。さぁお弁当にしよう。いただきます。
おにぎり(梅)2個、沢庵、茹でとうもろこし。
宿で作ってもらった大きなおにぎり。2個食べると満腹になる。茹でとうもろこ しは水分がたっぷりで美味しかった。
ご馳走様でした。お弁当を食べているうちに茶臼岳駐車スペースで茹でとうもろ こしを貰ったおばちゃんパーティーが追いついてくる。たしか登山口には先に 入ったはずだが…聞いてみると源太森で長い休憩をしていたらしい。気づかな かった。食事でお茶を消費したので水場を探す。地図ではこのあたりにあるはず なのに見つからない。探していると、同じように水場を探す年配の男性とであ う。そちらの地図でもこのあたりらしいが、見当たらない。その男性は黒谷地湿 原の方へ水場を探しながら降りるとのこと。こちらは、やや水に不安があるが、 予定通り茶臼岳へ。

再び木道が途切れがちになり、道は次第に急な登りに変わる。最初は黒谷地湿原 に流れ込む水が登山道を流れていて少し歩きにくい。この水が水場ってことはな いよなぁと思いながら歩くと、道は山に入り登りがきつくなる。それをただひた すら登る。道はほとんど木道がなくなり、ややガレたところが続く。何人かの パーティとすれ違いながら歩き続けると茶臼山荘に到着。ここでアスピーテに降 りる道と茶臼岳山頂への道に分岐する。

山頂までは300m足らずなので、山頂へ。 しばらくはゆるい登りだが、最後で急になったと思うと山頂到着。山頂はひらけ ているがそれほど景色が良いわけではなく、残念。と思っていたら山頂を越えて 少し行くと、足元が崖で落ち込んでいる絶景ポイントに到着。八幡平の深い森と 湿原の湖沼が眼下に広がり、遠くに八幡平の山々が広がる。八幡平山頂や源太森 のような360度が見渡せるわけではないが、森と山の続く景色がトレッキングの 疲れを忘れさせてくれる。

しばらく休憩した後、車へ向かって下山開始。山頂から茶臼山荘まで戻って、ア スピーテ側へ。最初はガレ気味の急な下りで結構歩きにくい。次第に木道や階段 状の丸太が増えてきて歩きやすくなる。下りはこんもりとした茶臼岳を巻くよう に降りてゆく。最後に急な階段が現れる。これが朝駐車スペースからみた階段や ね。下るのでも結構急で怖いくらいである。慎重に降りてゴール。駐車スペース には前の二組のパーティの車はなかった。皆さん健脚なことで。

到着時刻は14時前。ちょっと早いので大沼温泉の側の八幡平ビジターセンターへ 行ってみることに。アスピーテを八幡平山頂を越えて秋田側へ。途中蒸の湯温泉 入り口で自販機を見つけたので水をゲット。あっという間に飲みつくす。今回水 場を見つけられなかったので飲み水が苦しかった。重くても余分に水は持ってい こうというのが次回への反省点。さらに車を走らせて八幡平ビジターセンター へ。ここでの収穫は、黒谷地の水場がアスピーテに降りてゆく方にあるという情 報。分岐点で出会ったおじさんは水場に出会えたのだろう。

それでもまだ時間が 早いので大沼一周のハイキングコースを歩く。木道が整備されたコースをクール ダウン気分でゆっくりと一周。大沼温泉の宿の前で湧き出している、八幡平の名 水をペットボトルに詰めて、本日のトレッキングを終了とする。

再びアスピーテを登って八幡平山頂から樹海ラインへ。無断変速にもなれて快適 なドライブ。15時過ぎに松川温泉へ帰着。今日は土曜日だからお客さんが沢山の 模様で、駐車場がいっぱい。帰り着いたらまずはお風呂お風呂。内風呂に行って みるが満員だったので、露天風呂へ。こちらも5〜6人が入っている。湯船の隅を 確保して、浸かったり涼んだりを繰り返して足の疲れを揉み解す。ふぅぅぅ。い い湯である。人はどんどん入れ替わっていくが、ゆっくりと露天風呂を楽しむ。

そうやって浸かっていると空腹になってくる。夕食までには結構時間があるの に。風呂から上がって部屋に戻ると、ひもじさが増してくる。仕方がないので相 方が昼食で残したおにぎりを食べる。空腹のあまり一気に完食。ふぅ落ち着い た。やっぱり体を動かすとお腹が減るよねぇ。夕食までの間に、部屋でうだうだ しつつ明日の計画を検討(って、いつも行き当たりばったりやねぇ)。そうこうし ている間に夕食時間。さぁごはんごはん。いただきまぁす。
ほろほろ鳥の鍋(白葱、シメジ、えのき、白菜、豆腐、菊菜、うどん)、山女のみ そ焼き、炊き合わせ(海老、帆立、シメジ、大根)、姫竹と豚肉の煮物、芋茎と揚 げの煮びたし、酢の物(くらげ、胡瓜、食用菊)、刺身(縞鯵、雲丹)、独活の味噌 漬け、ご飯、漬物、味噌汁(豆腐、ふのり)、フルーツ(メロン)
姫竹や芋茎が田舎料理らしくて美味。独活の味噌漬けは緑色の茎状。独活って白 い太いのしか知らなかったが、確かに独活の味。ほろ苦くて美味。
ご馳走様でした。相方に「さっき食べたおにぎりは?」と聞かれる。それはとっ くに消化しました。だから沢山夕食がたべられたのです。お膳を引いてもらって お布団を敷いてもらって、ごろごろ。腹ごなしを兼ねてお風呂へ。やっぱり内風 呂はいっぱいで露天へ。こちらも何人か入っている。ぼけーっとお湯に浸かって いると極楽である。風呂から上がって布団に入り、ごろごろしているとあっとい う間に墜落睡眠。おやすみ、ぐぅ。

2005年09月17日(土)
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関西人なので突っ込んでもらってなんぼです。




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