さぶさぶ北京(前日まで)
「昨年末発表した論文をベースにした論文を北京の学会に投稿します」と言われて、「よ ろしくぅ」と軽く言ったのは初夏のころ。初秋に「採録されました」と連絡が来て「よか ったねぇ」と答えた記憶は確かにある。でも自分が行くことになるとは全く考えていなか った。秋の学会でこの共著者の関係者に不幸があって、(別の共著論文の)発表をしたとき も予想だにしていなかった。12月に入り、学会まで2週間を切ったある日、「学会のある 週末に法事があることをすっかり忘れてました…」といわれ、あわてて発表者を探す。他 の共著者と調整するが、国際学会が初めての人間ばかりで一週間で用意して発表という条 件では引き受け手がいない。「しゃぁないなぁ〜」ということで、7日前から出張準備を 開始。
とりあえず飛行機を押さえ、社内手続きを開始。同時に学会前後の仕事の前倒し、 後ろ倒し、人に振る調整をして、前倒し分を急いで片付ける。発表原稿は昨年の発表原稿 の使いまわしを考えていたが、プライバシ関連の話題なので、そのままで利用するのはな かなか難しいことがわかり、少々あせる。仕方がないので、使いまわせるスライドは英語 化することにして、ストーリから全面改稿。この間に共著者には(この準備期間で書くは ずだった)1月の学会原稿を代筆してもらうという並列処理のおまけ付き。出発前日夕方の 時点で「後はスライド四枚を仕上げるだけ」に。最近のルールでは海外発表は所長リハー サルが必要らしいのだが、権限と事情説明をフルに使ってリハ無しを納得させる。前日夜 に共著者とはじめての練習をして(その結果何枚かの修正が入る…)なんとかプレゼン資料 は形になった。
前日の夜中に寮に帰って出張準備。そーいやぁ北京って無茶苦茶寒かった はず…。でも寮にはそんなに防寒具がない…。しゃーない、暖かそうなのを詰められるだ け詰めて行こう。荷物の確認は明日の朝にしよ。おやすみなさい。
2005年12月12日(月)
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