くろねこのつぶやき: 3月に読んだ本

読書メーターが「先月分」しか取得できないので、慌てて３月分。

カーニバル・ナイト (妖精作戦ＰＡＲＴⅢ) (創元ＳＦ文庫)
著者：笹本祐一
４部作の３作目。そうそうこんな話だったなあ、という遠い思い出。やー、何もかも皆懐かしい…。

南極。 (集英社文庫)
著者：京極夏彦
「どすこい」路線のアレ。それなりに面白いけど、こんなに枚数要るのか、これ。半分くらいにキュッとまとめ…たら、京極さんじゃないですね。

三匹のおっさん (文春文庫)
著者：有川浩
還暦を迎えるおじさんたち３人が活躍する話。孫もいい味出してます。面白いです。さすがは有川浩です。個人的好みで言うと、裏で活躍するご隠居さんがいたりするともっと…。続編も出たらしいので、楽しみです。

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)
著者：神林長平
今読んでも古くない、というのは神林さん作品全般に思うことだけれど、今回も初出を見て目を疑います。巻頭の「ぼくの、マシン」は、仕事柄全面的に同意。ネットなければ、ただの箱。

小説・震災後 (小学館文庫)
著者：福井晴敏
「こんな時だけど、そろそろ未来の話をしようか」。爺ちゃん大好きなので楽しみましたが、いまひとつ緊迫感が、…なんでだろう。それでも、震災後３ヶ月で書かれ始めた、というのが驚異。

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
著者：野尻　抱介
尻Pさんの初音ミク話。ひたすら楽天的に、もっとも希望通りに転がって宇宙まで行ってしまう展開が爽快です。たまにはこんなことがあってもいいよね。

ぶらぶらひでお絵日記 (単行本コミックス)
著者：吾妻ひでお
淡々と何があるわけでもない絵日記です。が、…うまいなあ、やっぱり。落書きレベルの線が綺麗過ぎてため息が出ます。

ガラスの仮面 48 (花とゆめCOMICS)
著者：美内すずえ
いやもう何か、…何も言いません。続きが出さえすれば。はい。

中国嫁日記（二）
著者：井上純一
大人気らしい２巻。仲良きことは美しきかな。楽しいｗ

幽談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
著者：京極夏彦
確かに「怪談ではない」です。幻想小説風。怖いか、というとそうでもない。世界が壊れていくよりも、壊れていく世界の片隅で「これが現実だよ」と囁かれる方が怖い、と思うので。

アコギなのかリッパなのか: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)
著者：畠中恵
政治家選挙事務所で、苦労性で小器用な主人公な話。さらっと楽しく読ませます。ちょっと出来すぎな気はしますが。

グイン・サーガ・ワールド　４ (ハヤカワ文庫JA)
著者：
買うのやめようかどうしようか迷って本屋に行ったら、これでいったん終わりだとあったのでとりあえず…。企画として面白いとは思ったけど、読むのは結構つらかったです。本編の続きを読みたいなあ。

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